こげパパ雑記

アラ還おじさんの雑記です。思いついたことを書きなぐります。

飲酒運転のこと

北海道内で、また飲酒運転によると見られる事故が起こりました。幸い死者は出ていませんが。

 

それにしても、これだけ「飲酒運転撲滅」のキャンペーンが張られているにもかかわらず、同種の事故(事故というより、事件)がなくならないのだろう。

「なくならない」と断言します、わたしは。どちらかと言うと性善説に立つ人間ですが、「ちょっとぐらい飲んでも大丈夫」と運転してしまうヤツらはなくならないと断言できます。どんなに周りが言っても、本人の中では「ちょっとぐらい」なんです。そして酔っ払いに限って(実は自分も)結構な量を飲んでも「ちょっと」と思っていたりする。「全然大丈夫、OKオッケー」てなもんです。

 

人間の良心に期待してもダメだ、ということです。では、刑罰を重くすれば減るのだろうか?それも違うと思います。だってすでに刑に服している人間を除き、ほとんどの人は「自分はそんなことで逮捕されない」と考えているんだから。現実に事を起こしてから、あわてて刑の重さにビビる(危険運転致死傷罪なら最高で懲役30年弱)というのが実態でしょう。

 

では、どうすればいいのか。答えは簡単です。「アルコールを感知したらエンジンがかからない・止まる車」をつくればいいのです。子どもでも考えつくことです。そして実際にその種の装置が開発され実用化に成功しているはずです。(どこかのバス会社か運送会社で導入した、というニュースを見た記憶があるのですが…)

警察の取り締まりみたいに運転手が機器に息を吹き込んで、というタイプではなく車内にアルコール感知器をセットし、微量でも感知したらエンジンがかからない、かかった後でも自動的に止まるシステムにすればいいのです。そんなに難しいことではないと思います。

でも、そんな装置を付けたら車が売れなくなる。一社が、ある車種だけに限定して導入すればそうでしょう。みんな敬遠するに決まってます(価格もその分高くなるだろうし)。でも、国土交通省が「○年○月までに国内で販売するすべての車にアルコール感知器を装着すること」と省令で決めてしまえば、義務づけてしまえば何のことはないと思います。

 

でも、実現しないでしょうね。なんでって… いまの日本はそういう国だからです。